最後の事件解決から3年-。 女が部屋を訪れると、探偵の姿はそこにはなかった。 荒れた室内からは、まるで何かを必死に探し回ったかのような様子がうかがえた… 「…小向さん…?」 彼の身に何かが起きたのか。 『探偵の皆様へ―』 女は急いで筆を走らせた。 かつて彼と共に難事件を解決した仲間達へ向けて…